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以下の調査報告書を公開しています。管理人の知識(努力)不足により単純に古レールの存在の記録を主眼としており、詳細な調査(刻印の確実性や整合性等)とは言えず、体系的なまとめもされていません。

ここで言う古レールは明確な基準はありませんが、私が独断と偏見で歴史的価値があると思われる古い年代に製造されたものを扱います。従って近年製造され転用されている新しい古レールは基本的には含まれません。

また、古レール所在地としての駅名は調査時点のものとし、駅の所属線名は JR の場合は『停車場変遷大辞典』による正式な線名を記載しています。そのため路線名称に違和感を感じる場合もあり得ますがご理解ください(例：京浜東北線蒲田駅<通称線名> → 東海道本線蒲田駅<正式所属線名>)。私鉄に関しては主に各社公式サイト等を参考にしています(つもり)。

古レール刻印について

報告書中の刻印の記号等は主に以下の表のように一部簡略表現を用いており、また現地での目視による結果であるため誤記も含まれている可能性が高くなっていますのでご了承ください(今後も確認された都度追記・修正します)。

これら刻印の詳細な意味については、この世界のバイブルとも言える(と、私が勝手に思っている)『古レールのページ』を参照すると幸せになれると思います。

種類	写真	簡略表現	説明
製造者		(S)	官営八幡製鉄～日本製鉄製であることを示し、円形の周囲の上下左右にひげがあり、『S』の中央は『・』。
		<S>	富士製鉄製であることを示し、四方向に富士山をつなげ、『S』の中央は『・』。
		(<S>)	新日本製鉄製であることを示し、上述官営八幡製鉄～日本製鉄と富士製鉄の合体版で、『S』の中央は『・』。
		△	ベルギー プロビデンス社製であることを示し、△の中央は横長楕円。
	※撮影次第アップ予定	<CONSTECO>	アメリカ ベスレヘム・スチール社スチールトン製を示し、文字列全体が菱形を形成している。
発注者		工	官営鉄道(日本)の発注であることを示し、『工』は『工部省』の略号。
製造月		□(11)	ポーランド クロレウスカ・フータ社の製造月記号であり、□のまわりのひげの数で月を示す。先の例では 11 月。
不明	※撮影次第アップ予定	|-|	何を示すかは不明であり、『工』を横にしたようなマークである。

調査対象箇所一覧

報告書未公開(現地調査済み)箇所一覧

目次

地方別、鉄道事業者別、路線別に分類しています。同一地域内での鉄道事業者は原則的に旧国鉄及び JR を筆頭に私鉄は報告書公開順としています。また、同一路線内では原則として起点から終点に向かって並べています。

北海道

• ※未公開

東北

• JR 東日本奥羽本線【山形駅】 東北の玄関口の古レール。
• JR 東日本山田線【箱石駅】 不思議な地名の駅の古レール。
• JR 東日本山田線【川内駅】 給水塔の残る駅の古レール。
• JR 東日本山田線【松草駅】 開業当時は終着駅だった駅の古レール。
• JR 東日本山田線【浅岸駅】 深い山の中なのに浅い岸という名の駅の古レール。
• JR 東日本山田線【茂市駅】 やはり新里村だと思う駅の古レール。
• JR 東日本山田線【宮古駅】 本州最東端の市の古レール。
• JR 東日本岩泉線【浅内駅】 さりげなく古レール。

関東

• JR 東日本東海道本線【東京駅】 上り列車の存在しない駅の古レール。
• JR 東日本東海道本線【有楽町駅】 古レールに『逢いましょう』。
• JR 東日本東海道本線【新橋駅】 汽笛一聲新橋を。
• JR 東日本東海道本線【田町駅】 まさに風前の灯。
• JR 東日本東海道本線【品川駅】 品川区ではなく港区にある品川駅に残る古レール。
• JR 東日本東海道本線【大森駅】 日本考古学発祥の地の古レール。
• JR 東日本東海道本線【蒲田駅】 乗務員控室を支え続ける古レール。
• JR 東日本中央本線【御茶ノ水駅】 お茶の水博士の由来となった駅の古レール。
• JR 東日本中央本線【水道橋駅】 水道橋はその名の通り水の道。
• JR 東日本中央本線【飯田橋駅】 (飯田町 + 牛込) / 2 = 飯田橋。
• JR 東日本中央本線【四ツ谷駅】 地名は四谷でも四ツ谷駅の古レール。
• JR 東日本中央本線【千駄ヶ谷駅】 千駄ヶ谷だがや。
• JR 東日本中央本線【代々木駅】 旧千駄ヶ谷村だった駅の古レール。
• JR 東日本山手線(目黒～恵比寿)【白金桟道橋】 桟道橋という名の跨線橋。
• JR 東日本山手線【原宿駅】 通称としての山手線内で希少な臨時ホームのある駅の古レール。
• JR 東日本山手線【原宿駅側部乗降場】 大正天皇のために作られたホームの古レール。
• JR 東日本山手線【新大久保駅】 コリアンタウンの駅の古レール。
• JR 東日本山手線【高田馬場駅】 史跡由来の駅名が地名になった駅の古レール。
• JR 東日本山手線【大塚駅】 巣鴨に出来た大塚駅の古レール。
• JR 東日本山手線【駒込駅】 生まれ変わった跨線橋の古レール。
• JR 東日本東北本線(鴬谷～日暮里)【芋坂跨線橋】 芋坂と羽二重団子と古レール。
• JR 東日本信越本線【横川駅】 あくまでも主役は木造の古レール。
• 東京急行電鉄東急多摩川線【沼部駅・武蔵新田駅】 至極シンプルな造形。
• 西武鉄道池袋線【椎名町駅】 駅舎橋上化で失われると思われる古レール。
• 西武鉄道池袋線【東長崎駅】 第三の人生を歩む古レール。
• 西武鉄道池袋線【江古田駅】 既に駅舎橋上化で変貌した駅の古レールの記憶。
• 西武鉄道池袋線【中村橋駅】 現代を照らす古レール。
• 西武鉄道池袋線【石神井公園駅】 高架化で失われる古レール。
• 西武鉄道池袋線【大泉学園駅】 橋上駅化後も生き残った古レール。
• 西武鉄道池袋線【保谷駅】 眼鏡レンズと言えば HOYA。
• 西武鉄道豊島線【豊島園駅】 西武鉄道最短路線の終端駅の古レール。

中部

• JR 東海【浜松工場】 なるほど古レール発見デー。
• JR 東海東海道本線【吉原駅】 4 スパンだけの古レール。
• 岳南鉄道【吉原駅】 駅本屋も古レール。
• 岳南鉄道【吉原本町駅】 岳南鉄道の途中駅では唯一の古レール。
• しなの鉄道しなの鉄道線【軽井沢駅】 碓氷峠越えの鉄路と運命を共にした古レール。

近畿

• JR 西日本紀勢本線【和歌山市駅】 JR の駅数に含まれない駅の古レール。

中国

• ※未公開

四国

• ※未公開

九州

• ※未公開